安心安全の食肉セレクトショップ ハーモニアダイニング

ようこそ {@ member.last_name @} {@ member.first_name @}様
閉じる
円~
在庫
表示順
種類
部位
カテゴリー
シーン

ブログ

2024.09.06読み物

お月見の魅力🌕

皆様こんにちは!ハーモニアダイニング運営チームのMです。

9月に入り、夏の暑さも少し和らいできましたね。秋の気配を感じる今日この頃です。

皆様は秋の風物詩といえば何を思い浮かべますか?

紅葉やお月見をイメージする方も多いと思います。お月見は古くから続く日本の伝統行事で、

秋の澄んだ夜空に浮かぶ美しい月を鑑賞する習慣です。

今回は「お月見」をテーマにブログを書いていきます。

昨今では大々的に風習として行うことは少なくない印象ですが、意外と知らないという方も多いのではないでしょうか?ぜひ楽しみながらお読みいただけると嬉しいです!


お月見の時期と意味

お月見は、中秋の名月を祝う行事で、一般的には旧暦の8月15日に行われます。新暦で表すと月遅れの9月15日を十五夜と思いがちですが、実は、その年によって十五夜の日にちは変わっています。この日は「十五夜」とも呼ばれ、秋の収穫を祝う意味も込められています。満月に近いこの時期は、特に美しい月が見られるとされており、穏やかな秋の夜に月の光を浴びることで、心を落ち着かせることができます。

この風習は、平安時代に中国から伝わったとされ、当時の貴族たちが月を愛でながら詩を詠むことで親しまれました。代表的なものに花山天皇の和歌があります。

秋の夜の月にこころのあくがれて雲ゐにものを思ふころかな

(秋の夜の月に心が移ってしまい雲の上でものを思う今日この頃だな)

もともと日本には、満月を神聖視する信仰が根づいていました。古来、月の満ち欠けを農作業の目安としてきたためです。とくに旧暦8月の満月の日は初穂祭の日にあたり、農村部では秋の収穫を月神に感謝する日でした。

江戸時代には、農村を中心に秋の収穫祭を目前に控えた豊作祈願の儀礼として定着しました。農業神でもある月読命への信仰が土台にあったことから、農民の間で広くおこなわれるようになりました。

収穫したものに対しては「おかげさまで今年も無事に収穫ができました」、これから収穫するものに対しては「豊作でありますように」そして「私たちの命が今あるのは、ご先祖様のおかげです」と月を拝んで私たちを陰で支えてくださるものに感謝し、祈りを捧げるようになったのです。

お月見の風習と準備

お月見には、月見団子やススキを供える風習があります。月見団子は丸い形をしており、満月を象徴しています。また、ススキは秋の収穫物を守るためのお守りとして使われ、稲穂に見立てられることから、五穀豊穣を祈る意味が込められています。

月見をおこなうにあたっては、白木の台に芋や団子、栗、おはぎなどを供え、すすきなどの秋の七草を飾るのが一般的です。

すすきは稲穂の代わりに供えるもので、月神がこれに乗り移ると考えられていました。また、月見団子を食べるのは、月と同じ丸い形をした食べ物をいただくことで月神の力を得られると考えられたためです。

なお、十五夜や十三夜の日に団子を供える風習が生まれたのは、江戸時代後期のことだといわれています。江戸では丸形、京阪では小芋型と、東西で月見団子の形は異なっていたそうです。すすきを供えるのも江戸のみでした。

また、十五夜の特別な風習として、この日だけは子どもたちが供物の団子などを盗み食いしてもよいとする地域も。これは、供物が盗られたことを姿が見えない神が食べたと解釈するためです。供物を盗まれた家は神が来訪したということで、縁起がよいとされています。

伝統的なスタイルに加えて、現代のお月見は多様な楽しみ方が広がっています。

ファストフード店のお月見メニューは、伝統的なお月見の食卓とは異なりますが、現代人が手軽に秋を感じられる楽しみ方の一つとなっていますし、SNSでも季節限定ということで話題になりますよね!

皆様も古くから続くこの風習を大切にしながら、現代のライフスタイルに合わせた楽しみ方で、秋の夜長を満喫してみてはいかがでしょうか。

ここまでお読みいただきありがとうございました!次回もお楽しみに。

お月見の魅力🌕